車検時の整備に関するご質問
- 自動車整備士はどういう資格を持っている人ですか?
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自動車の点検・整備に従事する専門技術者で、国家試験に合格し、国家自動車整備士の資格を取得した人のことです。
整備工場などでこの資格を持たずに、作業に携わる人は「整備工」「工員」などと呼び、「整備士」を名乗ることはできません。
- 認証工場と指定工場の違いについて教えてください。
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認証工場と指定工場とでは、扱う自動車の規模や種類によって、設備などの基準に細かい規則があります。
一番の違いは、保安基準適合証、および保安基準適合標章を交付する資格があるかどうかです。
この資格を有する指定工場であれば、陸運局(運輸支局)の検査コースに車を持ち込む手間を省くことができます。
- ヘッドライト光軸調整とは何ですか?
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ヘッドライトがきちんと決められた向きで前を照らしているか、測定器で光軸の向きを測定し、適正値に収まるよう調整します。
この光軸が狂うと対向車からはまぶしく感じられ事故の原因にもなるため、ライト測定検査で不合格になることがあります。
- サイドスリップ調整とは何ですか?
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直進安定性をよくするためタイヤはハの字に取り付けてありますが、この角度が狂うと、タイヤの摩耗を早めたり、運転に支障をきたす原因になります。
専用の測定器で診断し、車検の規定値に収まるよう調整します。
- 車検に通らないのはどんな場合ですか?
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道交法(道路交通法)に違反している場合や保安基準に満たない場合、車検に通りません。
例えば以下のようなお車は車検に通りませんのでご注意ください。
・駐車違反の反則金が未納の場合
・ドライブシャフトブーツの破損
・ステアリングブーツ、タイロットエンドブーツの破損
・マフラーに穴が空き、排気漏れしている
・オイル等が漏れている
・タイヤが擦り減って、スリップサインが出ている
・フロントガラスのひび
・運転席・助手席の窓にフィルムが貼ってある
・車体からタイヤ及びホイールがはみ出ている
・貨物用タイヤを装着していない商用車
・ヘッドレストやシートベルトは車検証に記載されている乗車定員分ある必要があります。
・カーナビゲーションをダッシュボードに取り付けている場合、フロントガラスが大きく隠れる取付だと前方認識不良を指摘され、車検が不合格になることがあります。※上記以外にも整備不良や改造の箇所が見つかると、車検は通りません。思い当たる方は事前にコバックへご相談ください。
- どの程度の部品交換や整備をするのですか?
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車検前の事前点検において、交換や整備をする部分をお客様と相談して決めます。
(そのままでは車検に通らない部品に関しては、必ず整備が必要になります。)お車になにか不安な症状などがある場合は、整備士にお気軽にご相談ください。